サリフ・ケイタ

2017.04.30 Sunday 23:56
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    シャムロックの99枚

    その79『SALIF KEITA/SORO』(87年)

     90年代のワールド・ミュージックのブームの中、私の度胆を抜いたのが、ユッスー・ンドゥール、サリフ・ケイタ、シェブ・ハレドの3人でした。91年、92年と横浜で開催された「WOMAD」では、彼らが大活躍でした。と思ったら、サリフは、WOMADでなく、単独公演でした。

     当時、西欧世界のポピュラー・ミュージックが失っていた魅力とパワーを持っていたアジアやアフリカ、ラテン・アメリカなどの非西欧世界の音楽の魅力に引き込まれました。

     数奇な運命に翻弄され、生きるために歌い始めたサリフ、その歌のパワーに圧倒されました。次作の『コヤン』共々、忘れられない1枚です。

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    ライ・クーダー

    2017.04.29 Saturday 22:37
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      シャムロックの99枚

      その78『RY COODERINTO THE PURPLE VALLEY』(72年)

       ライ・クーダーのセカンド・アルバム。“バッド・オールド・デイズ”だった1930年代の不況時代の作品を取り上げており、アルバム・カヴァーも含めて、30年代を見事に描いています。暗い歌だったり悲惨な歌を歌っていますが、暗さはあまり感じません。明るいメロディー・ラインやライの朴訥としたヴォーカルのせいでしょうか。

       魅力的なナンバーが並んでいますが、マイ・ベスト・トラックは「Teardrops Will Fall」裏ジャケのようなハッピイ・エンドを願わずにいられません。

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      ロニー・レイン

      2017.04.27 Thursday 22:48
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        その77『RONNIE LANE AND THE SLIM CHANCEANY MORE FOR ANY MORE・・』(74年)

         フェイセズを脱退して、ウェールズの田舎に引っ込んだロニー・レインが、ギャラガー&ライルやF・コンヴェンションのブルース・ローランドらのメンバーと作り上げたファースト・ソロ・アルバム。 

         このアルバムには、古き良きアメリカへの想いを音にしたようなノスタルジックで気怠い音が詰まっています。古いアメリカのフォークソングのようなナンバーも収録されています。セピア色の中を馬車に乗って、家路を急ぐ二人のジャケがアルバムの内容を如実に表しています。

         ロニー・レインは、商業的には成功しなかったかもしれませんが、聴く者の心に沁み込んで、病みつきにしてしまう魅力を持っています。 ライナーに収録された写真を見ていると、サーカスの舞台やダンサー達のバックで演奏しています。どこかドサまわりのような立ち位置が、妙に似合っている愛おしいミュージシャンです。

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        本日の収穫(アルタン他)

        2017.04.26 Wednesday 23:28
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          4月22日、DU大宮店での収穫。
          目玉は、アルタンの初期アルバム2枚。
          最後の4枚は、アップルレコードでに予約注文していたもの。

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          ローリング・ストーンズ

          2017.04.22 Saturday 22:38
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            シャムロックの99枚

            その76

            『THE ROLLING STONES/BEGGARS BANQUET』(68年)

             ビートルズの後を追い続けてきたストーンズが、はじめてビートルズを追い抜いたといわれるアルバムであり、米国南部志向のダウン・トゥ・アースなストーンズ・サウンドを確立したアルバムです。

             この時期、シングルも「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」「ホンキー・トンク・ウイメン」「ストリート・ファイティングマン」と、最高にカッコイイナンバーがリリースされ、やがて、ミック・テイラーを迎えてストーンズの黄金期を迎えます。

             一度差し替えられて、17年ぶりに再登場した〈オリジナル・トイレ落書き・ジャケ〉には、「BOB DYLAN’S DREAM」という落書きが見られますが、当時、ディランの『ジョン・ウェンズリー・ハーディング』に影響を受けたというアコースティックへのこだわりが、ストーンズの新しい魅力を生み出しています。

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            ランディ・ニューマン

            2017.04.10 Monday 22:25
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              シャムロックの99枚

              その75『RANDY NEWMAN/LIVE』(71年)

               ニルソンやスリー・ドッグ・ナイトなどに作品を取り上げられて話題になっていたランディ・ニューマンの日本でのはじめてのアルバムです。(本国では3枚目)

               『ニルソン・シングス・ニューマン』が大好きだったので、すぐに購入しましたが、いかにも地味なアルバムでお気に入りのアルバムにはなりませんでした。それがどうしたことでしょう。今回、改めて聴いてみて、こんなに胸に染み入るアルバムは久しぶりに出会いました。(再会というのでしょうか?)

               デヴュー・アルバムから珠玉の作品が散りばめられていますが、このライブ・アルバムは、その集大成とも呼べる作品が並んでいます。シンプルなピアノ弾き語り、だからこそ迫ってくるものがあるのかもしれません。白ジャケに駄作なし。

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              クイックシルバー・メッセンジャー・サーヴィス

              2017.04.09 Sunday 22:38
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                シャムロックの99枚

                その74『QUICKSILVER MESSENGER SURVICESHADY GROVE(69年)

                 私の好きな長い名前のバンドのひとつクイックシルバー・メッセンジャー・サーヴィス。

                バンドの3枚目のアルバムで私の大好きなピアニスト、ニッキー・ホプキンスが加入し、大活躍しています。2枚半のアルバムに参加してバンドを去りますが、ニッキーが最もフューチャーされたアルバムです。 

                 次作の『JUST FOR LOVE』ともども、怪しくも煌びやかなサウンドが時代を反映しています。

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                ポコ

                2017.04.08 Saturday 23:31
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                  シャムロックの99枚

                  その73『POCO/FROM THE INSIDE』(71年)

                   手元にポコの初来日公演90年10月15日(中野サンプラザ)と10月19日(東京厚生年金会館)のチケット半券があります。厚生年金は最前列だったので良く覚えています。リッチー・フューレイも来日する予定だったのに、直前にバンドを脱退して来なかったので、ガッカリしました。

                   しかし、ジム・メッシーナとラスティ・ヤングが大活躍で楽しいライブでした。Tシャツもゲットして、良く着ていたのですが、古くなったので、妻に捨てられたかもしれません。

                   さて、高校時代に大学生と親しくなり、彼の影響でカントリー・ロックの虜になりました。その友人が、リッチーの大ファンでファン・レターを出したら、リッチーから返事が来たと見せてくれました。そのリッチーからの手紙の中で「今、レコーディングしているアルバムは、今までで最高の出来栄え、完成したら送るよ。」と書いてありました。

                   そのアルバムが『フロム・ジ・インサイド』です。結成以来の相棒ジム・メッシーナがバンドを離れて、どうなることかと心配していたら、優れたSWWが二人加わり、新境地を開いたアルバムでした。ポール・コットン、ティモシー・シュミットの作品が魅力的です。そして、リッチーも「JUST FOR ME AND YOU」などで魅力全開です。ポコは「カモン」だけじゃないぞと知らしめた1枚です。

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                  アンディ・アーヴァイン&ドーナル・ラニー

                  2017.04.03 Monday 23:13
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                     昨日、代官山の「晴れたら空に豆まいて」で開催された「アンディ・アーヴァイン&ドーナル・ラニー」の来日公演に行ってきました。
                     古い民家風のライブ・ハウスで、靴を脱いで床に腰掛けて演奏を聴きました。オープニング・アクトのジョン・ジョン・フェスティヴァルは、フィドル、ギター、バウロンの3人組、ゴキゲンなトラッド・チューンを披露してくれました。まさに踊るトラッド・バンド、じっくり聴きたいと思わせるバンドです。
                     開場が盛り上がったところで、御大二人の登場です。アンディがブズーキをドーナルがギターもって、演奏スタート。ドーナルは何度も来日する度に公演に足を運びましたが、まさか生のアンディに会えるとは、感激もひとしおです。たどたどしい日本語で歌の内容を紹介しながら、二人ともギターとブズーキを何度も持ち変えながら、演奏しました。アンディは、ヴォーカリストとしても魅力を持っていますが、ドーナルの歌ははじめて聴きました。
                     エンディングでは、ジョン・ジョンの三人も加わり、盛り上がりました。そして、アンコールは、ウッディ・ガスリーの「ファシストに対する怒りの歌(曲名わかりません)」でした。約三時間近く、二人とも最後まで、パワーは落ちませんでした。
                     終演後のサイン会、当日購入したCDと持参したCDに二人のサイン(と握手を)いただきました。

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